基山町では、佐賀県に地域資源として認定された「エミュー肉・オイルを使った商品群」をふるさと名物として応援することを宣言します。

エミューは、オーストラリア原産の大型の鳥で、頭長1.8ｍ、体重約50kgに達し、性格は温順で、環境への順応性が高く、飼いやすい動物です。
生成物の肉は、低脂肪・低カロリーで豚肉の約４倍の鉄分を含み、脂肪から取れるエミューオイルは皮膚浸透性が高く、抗炎症効果、酸化防止の効果があると言われています。

基山町の農業も後継者不足や鳥獣害による被害から、中山間地域において耕作放棄地が拡大しています。このような耕作条件が悪い土地にエミューを放牧し、草を啄み、土地を走り回ることで草の繁茂を防ぎ、耕作可能な状態で土地を維持していくためエミュー放牧に取り組みます。
また、イノシシ等への忌避効果が見込まれるることから、その実証実験を行っており、忌避効果が実証できれば周辺農地へ大豆・そばなど換金性が高く六次化産業化に繋がる農作物へ転換していきたいと考えています。

多様な事業者を巻き込み、地域ぐるめの継続的な取組を通じ、「地域ブランド」の育成・強化を図り、地域の売上や雇用の増大、地域経済の好循環につなげるため、市町村が地域資源を活用した商品・サービス群を特定し、「ふるさと名物応援宣言」を行うものです。