印刷用ページを表示する掲載日:2011年10月28日更新
子供の安全を守るためライター等の販売が規制されます!
平成22年12月27日に消費生活用製品安全法関係の改正法令が施行され、いわゆる使い捨てライターや多目的ライターの販売規制が開始されました。
経過措置終了後の平成23年9月27日以降、本体にPSCマークが表示されていないものは販売が禁止されました。
これを機にライターを安全にお取扱いください。
使い捨てライター

多目的ライター

ライターによる火災事故を防止しましょう
子供の手の届かないところにおきましょう
車内、家の中で子供の手の届くところにライターを放置せず、安全な場所にきちんと保管しましょう。

子供に触らせず、火遊びの危険性を教えましょう
子供がライターで火遊びしているのを見かけたら、すぐに注意してやめさせましょう。
家庭や学校、地域での火遊びの危険性についての教育も重要です。

不要なライターは捨てましょう
利用しなくなったライターはありませんか?
管理できない多量のライター、ガスの残った壊れたライターは事故の元です。不必要なライターは捨てましょう。
誤った捨て方による、ごみ収集車の火災事故等も発生しています。下記を参考に正しく捨てましょう。
ライターの捨て方
- ガス抜きをする
- ガスが抜けたら燃えないごみへ。(不燃物ごみ収集袋)
ガス抜きの方法
下記の「警告」は必ずお読みください。この警告を無視して誤った取扱いをすると、使用者が死亡または重傷を負う可能性、想定される事柄を表示しています。 |
| 警告 作業の前にかならず 読むこと | 1. | 作業はかならず直射日光が当たらず、風通しがよく、火の気や可燃物がまわりにない屋外で実施してください。ガスは空気よりも重く、下に流れたまりやすい性質を持っています。 室内で作業をすると、ガスが滞留して引火による火災・爆発や吸引事故の危険があります。 人通りのある場所では実施しないでください。通行者が引火による火災・爆発・ガスの吸引事故にあうおそれがあります。また、ガス抜き中の使い捨てライター・多目的ライターが持ち去られて事故が発生する危険性があります。 作業は人通りのない場所で行ってください。その場合でも充分に監視を行い、万が一、人の目に触れた場合にわかるように「ガス抜き作業中・さわるな・きけん」の表示をするなど対策をしてください。 |
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2. | この作業は炎によるやけど、ガスの吸引による事故のおそれがあります。 作業の際には火気にご注意の上、使い捨てライター・多目的ライターから風上の位置になるように立ち、風下に人がいないことを確認してください。また、風下に住居の窓がある場合は、室内にガスが入らないように窓を閉めるなど、対策をしてください。 静電気でガスに引火する危険性があります。服装に注意して、静電気除去グッズを使用するなど対策をしてください。 |
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3. | ガスは多量に吸引すると酸素欠乏・窒息のおそれがあります。 吸い込まないようにご注意ください。作業中、臭いを強く感じたり、気分が悪くなったら直ちに作業を中止してください。 |
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4. | ガス抜き作業は、使い捨てライター・多目的ライターのタンク内の液化ガスを気化(液体から気体に)させて抜きます。 その際に、気化熱による冷却効果で使い捨てライター・多目的ライターの金属部品が冷たくなる場合があります。肌の弱い方は冷たくなった部品で肌を傷める危険性がありますので、金属部品に触れる事はやめてください。 |
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5. | この作業は安全のため必ず大人が作業をするようにして、子供を近づけないようにしてください。子供はちかづいてはいけません! |
ここから先が使い捨てライター・多目的ライターのガス抜き作業の方法です。 よく読んでから手順に従って作業を行ってください。 |
用意するもの | 粘着テープ(後ではがすことのできるもの) セロハンテープ、輪ゴム等 |
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作業方法 | |
| 手順1 | 上記の「警告」に従って屋外で安全に作業できる場所を確保してください。 作業の場所が決まりましたら使い捨てライター・多目的ライターを着火し、いっぱいに着火レバー(スイッチ)を押したまま、火を吹き消してください。 火が消えても、そのまま着火レバーをいっぱいに押さえていてください。吹き消すときは眉や髪の毛を焼いたり顔や手指をやけどしないよう、風向きや吹く方向に注意してください。 |
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| 手順2 | 火が消えたことを確認して、押さえたままの状態の着火レバーを、粘着テープで元に戻らないようしっかりと固定してください。 レバーはスプリングで元に戻るようになっていますから、テープを2重3重に貼ると効果的です。下記の写真を参考にしてください。 |
| ●写真は見本としてわかりやすいように赤いビニールテープを使用しています。● 見本として並べて置いていますが、実際には安全の面から一度に大量の使い捨てライター・多目的ライターのガス抜きを行う事はやめてください。 | |
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この時、火は消えていてもガスは出ている状態ですから、火気による引火・火災と、ガスの吸引事故に注意してください。また、着火レバーを固定する途中ではなしてしまった場合、固定のテープや輪ゴムの止め方がゆるくてレバーが戻ってしまった場合は、もう一度「手順1」に戻って、落ち着いてやり直してください。(あわててレバーを押すと火がついて危険です。)写真のように固定されてレバーが元に戻らなければ準備完了です。 |
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| 手順3 | そのまま、準備が終わった使い捨てライター・多目的ライターを作業場所に置いて、その場を離れてください。ただし、引き続き充分な監視を行ってください。気温や使い捨てライター・多目的ライターの大きさによっても異なりますが通常2時間程でガスが抜けます。通行者、特に子供が触れないように注意してください。この時、火は消えていてもガスは出ている状態ですから、火気による引火・火災と、ガスの吸引事故に注意してください。 またこの時、缶や箱などの容器に入れて放置しないでください。ガスがたまる可能性があり事故の原因となり危険です。 |
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| 手順4 | 2時間程経過したら、ガスが抜けているかどうかの確認作業です。必ずこの作業は行ってください。透明タイプの使い捨てライター・多目的ライターはガスがなくなっているように見えても、気化した(液体から気体になった)ガスがタンク内に残っている場合があります。 抜いたガスが拡散せずに、周囲にまだ残っている可能性がありますから、ガス抜き作業を行っていた場所から離れた、風上に移動してください。移動が終わったら、使い捨てライター・多目的ライターから固定していた粘着テープ(輪ゴム)などをはずし、元の状態に戻します。 その際、粘着テープがきちんとはがれ、糊などが付着していないか確認してください。テープが残ったままですと、着火動作不良で事故の原因になります。そのあとで、数回着火の動作を行ってください。火がつかなければガス抜き作業終了です。 まだ火がつく場合は液化ガスが残っているか、気化した(液体から気体になった)ガスが使い捨てライター・多目的ライターのタンク内に残っています。火がつかなくなるまで使い切るか、もう一度手順の1からやり直してください。 |
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| 手順5 | ガスが抜けている事が確認ができましたら、作業終了です。 |