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学校運営協議会制度(コミュニティ・スクール)について

最終更新日:

基山町立小・中学校 学校運営協議会(コミュニティ・スクール)について

 

〇コミュニティ・スクールってなあに?
 コミュニティ・スクールとは、「学校運営協議会」を設置した学校のことです。

 学校運営協議会を設置する学校については、法律上の名称は定められていませんが、「地域運営学校」、「コミュニティ・スクール」と呼ばれます。

 

〇「学校運営協議会」とは?

 法律に基づいて教育委員会により任命された委員が、一定の権限をもって、学校の運営とそのために必要な支援について協議する合議制の機関のことです。

 

〇なぜ、コミュニティ・スクールが必要なの?
 近年、急激な社会の変化に伴い、学校と地域を取り巻く環境は複雑化、多様化しています。
 学校では、新学習指導要領のもとでの学力向上に向けた授業改善、多様な児童生徒及び保護者への対応と合わせて新型コロナウイルスに対する対応等、学校の役割の拡大による教員の業務量の増加が課題となっています。
 地域でも、家族形態の変化やライフスタイルの多様化等により、地域社会における支え合いやつながりが希薄化することによって、地域の教育力が心配されています。
 そうした状況の中、未来を担う子どもたちの豊かな成長のためには、「社会総掛かりでの教育の実現」が不可欠です。そのためには、学校と地域がパートナーとして、連携・協働した取組を行うことが大切で、「地域でどのような子ども達を育てるのか」「何を実現していくのか」という目標やビジョンを共有する必要があります。
 コミュニティ・スクールは、学校と地域が力を合わせて、学校の運営に取り組むことが可能になる制度で「地域とともにある学校づくり」ができる有効な仕組みなのです。

 

〇「学校運営協議会」では、誰が何をするの?
  学校運営協議会は、教育委員会から委嘱を受けた委員で構成されています。委員は保護者代表、地域住民代表、学校代表、行政代表等からなっています。
   学校運営協議会の主な役割は以下の3つです。
 (1)校長が作成する学校運営の基本方針を承認すること。
 (2)学校運営について、教育委員会または校長に意見を述べること。
 (3)教職員の任用に関して、教育委員会規則で定める事項について、教育委員会に意見を述べること。
 これらことを、委員は「説明されたものをただ承認する」ということではなく、育てたい子ども像やめざす学校像に関するビジョンを学校と共有し、学校と協議会が対等な立場に立ち、当事者意識をもって意見を述べることになります。
 
〇令和2年度までの「学校評議員制度」とどう違うの?
 地域住民や保護者から意見をもらう制度として、学校では「学校評議員制度」を用いていました。しかし、そこでの意見は、合議体としての意見ではなく、述べられた意見を学校運営の基本方針に取り入れるかどうかは制度上、校長次第でした。つまり、地域住民等が学校運営に権限をもって参画することが、明確に認められているものではありませんでした。
 「学校運営協議会」は、合議体であり、学校と地域が対等な立場で協議するという重要な役割があります。学校運営協議会制度を導入することで、地域住民が当事者として学校運営に参画することを通じて、学校と地域の連携・協働体制が、組織的にかつ継続的に確立されます。その結果、「地域とともにある学校づくり」を効果的に進めることができるようになるのです。 

 

〇 基山町でコミュニティ・スクールを導入すると、何が期待できるの?
 基山町では、「オール基山でこどもを育てる」というスローガンの元、以前から学校・家庭・地域が一体となって教育を行ってきました。「地域に開かれた学校」からさらに一歩進んで、地域の人と目標やビジョンを共有し、地域と一体となって子どもたちを育む「地域とともにある学校」へと転換していくことを目指します。
 この取組は、だれにとっても魅力的な取組でなければなりません。学校運営協議会(コミュニティ・スクール)の導入でそれぞれが、期待できることは以下のとおりです。
  (1) 子どもたちにとっての魅力
    ・町のサポートによる「きやま学」の充実
    ・活動の場の広がりや多くの人からの賞賛
    ・学習に対するサポートの充実や多くの人の励まし
    ・学習環境の充実や安心・安全な町での生活  等
  (2) 保護者にとっての魅力
    ・保護者同士または地域の人とのつながり
    ・地域に見守られた安心・安全な子育て
    ・学校行事や地域の行事等への参加
    ・こどものよさの再発見  等
  (3) 学校にとっての魅力
    ・地域の人の理解と協力のもとでの学校運営
    ・「社会に開かれた教育課程」の実現
    ・地域の人材(宝)を活用した教育活動の充実
    ・教職員の働き方改革の推進  等
  (4) 基山町(地域)にとっての魅力
    ・学校を核とした地域の活性化
    ・子どもたちのために経験やキャリアを生かし、生きがいにつなげることができる
    ・安心・安全なまちづくりの構築
    ・地域への理解が深まり、子どもや保護者の地域への関わるが増加等。

 

 今後、この学校運営協議会(コミュニティ・スクール)を通じて、保護者や地域の皆さんが一定の権限と責任を持って学校運営に参画することにより、いろいろなニーズを迅速かつ的確に学校運営に反映させるとともに、学校・家庭・地域社会が一体となってより良い教育の実現に取り組むことができればと思います。

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