教育長あいさつ
地域及び保護者の皆様方には、日頃より様々な面から本町教育並びに町内各小中学校の教育活動にご支援及びご協力いただいていることに深く感謝申し上げます。
さて、昨年度は新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらも、学びを止めることなく教育活動を継続するとともに、大きな学校行事なども中止することなく何とか実施することができました。
令和5年度は、新型コロナウイルス感染症も感染症法上の2類相当から季節性インフルエンザと同じ5類に位置付けられることになり、新たな段階に入ることとなります。このように変化が激しく、予測が困難な時代にあって、子どもたちには自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、自ら判断して行動し、よりよい社会や人生を切り拓いていく力が求められています。
基山町教育委員会では、「基山町教育大綱」の基本理念の下、すべての子どもたちの健やかな心身の成長と学びの創造に向け、たくましく「生きる力(知・徳・体のバランスのとれた力)」を育むとともに、ふるさと基山を愛し、誇りをもつことができる子どもたちの育成を目標にして令和5年度『基山町教育プラン』を策定しました。
今年度の教育プランは、令和5年7月に改訂となる『基山町教育大綱』の内容を見据え、学校教育については、児童生徒に「生きる力(知・徳・体のバランスのとれた力)」の育成を目指すことと、特別支援教育を含む多様なニーズに応じた教育の推進を行うこと、教育を支える人材と環境の充実などに努めることとしております。
この教育プランの目標実現に向け、学校・保護者・地域・関係団体等の様々な分野の方々にご協力いただき、「オール基山で子どもを育てる教育力の高い町」を合言葉に各施策に取り組むこととし、今後、事業の進捗管理や評価を行うこととします。
本町の子どもたちの教育に携わる者の全てが、その使命と責任の重大さを自覚し、常に研さんに努め、次代を担う子どもたちの教育をしっかりと推進し、教育行政の充実、発展に努めることができればと思います。
また、文化財行政については、いよいよ令和5年度から国の特別史跡『基肄城跡』の基本設計を行うこととしております。地域資源の宝庫である基肄城跡をはじめ、様々な文化遺産の保存と活用、魅力発信に努めてまいります。
今後とも町民の皆様方のご理解、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
令和5年4月1日
基山町教育委員会
教育長 柴田昌範