WEB町長室 広報きやま11月号の表紙の構成について(令和7年11月5日)
このたび、「第75回佐賀県美術展覧会 県展大賞受賞(基山町初)」という、基山町にとって大変誇らしい快挙を広報きやま11月号の表紙で拝見しました。
作者のたゆまぬ努力と創作の成果を称える、非常に意義深いニュースであると感じております。
しかしながら、表紙の構成を見ると、町長と作者が並んで写っており、主役である作品の存在感がやや薄れてしまっているように思われます。
受賞の意義を町民に伝える目的であれば、作者と作品のツーショットを中心に据える構成とする方が自然であり、芸術作品の魅力や町民の誇りもより明確に伝わったのではないでしょうか。
つきましては、以下の点についてお伺いします。
質問1 なぜ町長が表紙に登場する構成にされたのでしょうか?
質問2 このニュースを表紙に採用する際、「主役は誰で、何を伝えたいのか」という観点から、作者と作品を中心に撮影するべきではないかという議論はなかったのでしょうか?
質問3 作者と作品のみの写真は存在しなかったのでしょうか?
質問4 仮にこの写真しか手元になかったとしても、表紙のテーマが決まった時点で新たに撮影を行うという判断は検討されなかったのでしょうか?
町民が主役となる内容を伝える際には、「誰が主役で、何を伝えたいのか」という点が構成上極めて重要です。町長が主役でない場合には、露出を控える配慮が必要だと考えます。
一例として、昨年9月に実施されたシティープロモーション事業「KBCふるさとWish基山町」において、松田町長が飲食店からの生放送に出演された際の件を挙げます。
この番組は、基山町の特産品であるエミューの料理と飲食店を紹介する内容であり、主役は店主とエミュー料理でした。店主の方はお話が上手で、お料理も評判の高いお店ですので、町長が出演されなくても十分に基山町の魅力が伝わる場面であったと思われます。
ところが、そのコーナーで町長は泥酔状態で出演されており、ご自身のSNSでも「かなり酔っぱらっているのがわかります」と認めておられます。
この出演は税金を用いたシティープロモーション事業であり、公務としての出演である以上、町の印象や効果に直結する重要な行為です。
質問5 税金を用いたシティープロモーション事業において、店主とエミュー料理が主役の場面で泥酔した状態で出演した方が、基山町をPRする上で効果的であると判断された理由をお答えください。
質問6 公務中に泥酔状態でテレビ出演されたことは適切であったかお答えください。
なお、当時は「WEB町長室Q271 台風10号に関するFacebook投稿について」
https://www.town.kiyama.lg.jp/tyoutyou/kiji0035448/index.html
において、
「猛省し、気を引き締めて町政運営に努めてまいります」と述べられてから約2週間後の出来事でした。
町長なりの意図があっての行動であったと拝察いたしますので、ぜひ誠意をもってご説明をお願いいたします。
A.回答(令和7年11月10日)
質問1~4について回答させていただきます。
広報紙の表紙につきましては、町民のみなさまへお伝えしたいトピックスを担当課で取材し選定しています。今回、石田様が佐賀県美術展覧会の最高賞である大賞を受賞されたということで、広報担当者と私が石田様宅を訪問し、直接お祝いの言葉を届けると共に写真を撮らせていただきました。表紙で採用した写真は、町民の皆様にこの快挙をお伝えするのにふさわしい写真であると考えます。
質問5~6について回答させていただきます。
公人に対するご意見はさまざまあるかと思いますが、番組等で使用されるシーンなどは、テレビ局の判断で放送されており、特に問題があるとは思いません。