「柿レシピ選手権」は、予定どおり3月15日 13時から「基山ふるさと名物市場」内で実施します。(3月15日 10時更新)
基山柿は、園部地区周辺の山麓環境に恵まれ、自然の水と太陽の光を受けた味、質を揃え「基山柿」の銘柄を今日まで守り続けている地域を代表する果物です。基山町産業振興協議会では、地元の特産品のPRを行うきやまkappo実行委員会と連携して、地域の代表的な特産品である柿の未利用品を使ったレシピを考案してもらい、その活用と地域産品のPRを行います。
このまるごと基山柿レシピ選手権では、町内の和洋菓子店や飲食店が基山柿を使って、オリジナルレシピでこれまでにない柿レシピを考案します。

柿レシピ選手権概要
未利用となった柿を利用価値が高いものして活用する手段を検討し、町内の飲食店や菓子製造者の商品開発に繋げる取り組みです。
廃棄柿をピューレ(糖度30度)とシロップ(糖度60度)に加工し、町内の飲食店や菓子製造所でレシピを考案し、一般の方に最も気に入ったものを選んでもらいます。
なお、考案されたレシピは広く周知し、基山柿をPRするとともに、後加工した廃棄柿が一般流通品として活用していけるか否かの検討材料とするものです。
開催日時
令和7年3月15日(土曜日)13時~ ※100食限定 なくなり次第終了
開催場所
九州自動車道基山パーキングエリア(上り)もてなす前 「基山ふるさと名物市場10周年感謝祭」特設テント
実施方法
協議会から提供した部材(柿の加工品:ピューレ、シロップ)を使って考案したオリジナルレシピによるフードを、一般の方向けに配布し、
投票(アンケート付き)による得票にて賞を決定する。
〈選手権食提供数〉 100食(1口サイズ)
〈エントリー数〉 7者
〈表彰〉最優秀賞 1レシピ 賞状+記念品
優秀賞 1レシピ 賞状+記念品
エントリー紹介 ※50音順
エントリーno.1 「プレミアムな基山柿ロール」あびによん 梁井雅伸
昭和47年に先代が創業し、50年近く基山町で親しまれているしあわせを運ぶ和洋菓子店がつくる、贅沢なロールケーキです。
これまでにも柿のほか、お茶、地酒、トマトなど独創的なアイディアで地域の産品を商品化してきたオーナー。
地域の食材を知り尽くしているからこそできた、この一品です。
柿ピューレが練り込まれた生地に、柿のシロップをかけてお召し上がりください。
エントリーno.2 「基山柿カレー」eight spice(エイトスパイス) 中村恵子

自身も月1カレー店の食べ歩きを続けるほど、スパイスに魅了されたオーナーが編み出した、柿とスパイスの融合。
小さなお子さまにも喜んでいただけるよう、柿の甘みを十分に楽しめる試作を重ねた師玉の一品です。
多くの方に基山柿を使ってもらいたい、そんな思いを一皿に込めました。
エントリーno.3「「鶏の柿レモン煮」 醸し家おおくぼ 大久保誠

なんと、初めて作られたのは今から50年前とのこと。
基山のソウルフード「鶏肉のレモン煮」。
基山町育ちならレモン香る甘辛のタレがお馴染みですが、なんと柿で甘みを付けたという。
基山中学校の給食として生まれ、半世紀守られ続けた味に、名産基山柿とのコラボレーションを初提案です。
エントリーno.4 「エミュー肉 柿ピューレ煮」株式会社きやまファーム 栁瀨浩司

基山の名物「エミュー」そのお肉は赤身で、高鉄分・高たんぱく・低脂質ととても栄養価の高いことで知られています。
今回、ビタミンAを多く含む柿ピューレにエミュー肉を漬け込みグリルしたメニューが登場。
芳醇な軟らかさとフルーティな風味で、新たなエミュー料理に乞うご期待。
エントリーno.5 「ほんのり柿のきやまチョコ」空とたね 増永和子

チョコを噛むと、柿特有のほんのりと甘いピューレが口いっぱいに広がります。
柿を連想するころんとしたフォルムにも注目。
エントリーno.6 「柿のデニッシュ」トートト工房 藤田政子

基山町で自ら育てた農産物を使用し、小麦粉は佐賀県産のニシノカオリ100%使って、手づくり天然酵母パンを作っています。
このデニッシュは、生地自体に柿ピューレとシロップを練り込み、ほんのりとした柿の甘みのみで風味を出しています。
柿の優しい朱色の焼き上がりは、目にもおいしいそうな一品です。
エントリーno.7 「柿のピューレケーキ」工房峰山 村山峰子

出来上がるまで幾度となく試作を重ね、やっと完成した自慢のケーキです。
香ばしさと柿特有のやわらかな甘みのバランスを追求しました。
食感をこだわり、基山の干し柿をアクセントに。
基山柿
基山町園部地区は柿の名産地であり、昭和初期には 70 軒を超える柿農家があったと言われて
います。しかし、産業地としての発展や後継者不足等により次第に柿農家は減り、現在ではわずか5軒ほどになりました。
更に、近年は害虫による食害や高温被害に悩まされ、出荷量は2割から5割まで落ちていると
言われています(柿農家談)。被害あった多くの柿は未利用品となり、悲しくも柿の木の下で
農家自ら廃棄する現状にあります。
本協議会では、どうにか基山の柿づくりを守っていきたい、地域で大切に培ってきた果樹栽培を未来に残していきたい、そんな思いで六次産業化への検討を進めています。

お問い合わせ
〒841-0204 佐賀県三養基郡基山町大字宮浦666
基山町産業振興協議会事務局(産業振興課内)
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