この度、日本遺産 古代日本の「西の都」の構成文化財である「基肄城跡」に日本遺産文化財の解説案内板を設置いたしました。
日本遺産 古代日本の「西の都」とは、筑紫の地に栄えた東アジアに華開いた国際交流都市で、その構成文化財は、佐賀県基山町・福岡県筑紫野市・春日市・大野城市・那珂川市・宇美町の地域に広がっています。
大宰府政庁を中心としたこの地域は、東アジアからの文化、宗教、政治、人などが流入・集積するのみならず、古代日
本にとって東アジアとの外交、軍事の拠点でもあり、軍事施設や都市機能を建設するのに地の利を活かした理想の場所でした。現在においても大宰府跡とその周辺景観は当時の面影を残し、宗教施設、迎賓施設、直線的な道や碁盤目の地割跡は、1300年前の古代国際都市「西の都」を現代において体感できる場所であります。
皆様の近所に、およそ1300年前の都があったことを知っていただき、興味をもっていただければ嬉しく思います。

基肄城解説板データ(PDF:8.56メガバイト) 
解説板設置位置図(PDF:6.15メガバイト) 

