印刷用ページを表示する掲載日:2011年3月1日更新
水門跡

石塁(水門跡・南門跡)
この地点は、谷部であることから石塁が築かれています。
現在は、長さ26m、高さ8.5m、上部の幅3.3mほどが残っています。石塁の一部には水門跡があり、以前は南門跡もあったようです。
水門跡は、域内の谷水でできた住吉川(簡川)の水を流すために石塁下部を貫き、長さ10m、高さ1.4m、幅1mほどの大きさで、下流へ傾斜するようにつくられています。
南門跡は、南側の城内への入口として、住吉川の氾濫等で破壊された石塁東端部(現在の道路部分)付近にあったと推測されています。
当石塁の西側の谷にも小規模な石塁が築かれていますが、水門はなく谷水が石垣の隙間を通って流れています。