WEB町長室 Q354 新しい交通体系に関する説明会の質疑応答について(令和8年8月13日)
8月12日にホームページのまちのおしらせに新しい交通体系に関する説明会の質疑応答が公開されました。各区で説明会が開催され、41ページにわたる内容で町民の関心の高さや担当職員さんの業務量の多さがうかがえる内容でした。
内容を確認すると町民の皆様の期待よりも不安・不満・不信感が感じられる意見や質問が多く、町民や議員からの多くの反対意見がある中で10月からコミバス1台、デマンドタクシー2台の体制でスタートすることは失敗の許されない大きな決断と感じました。
町民の方のご意見の中で気になった質問と回答がありましたので質問させていただきます。
32ページの5番目の質問
「2年前に東明館学園がバスを購入した際に町から3,518千円の補助金が交付されていますがその後町民へ還元は何かされたのですか。」
に対しての回答が
「バスの購入費用の3分の2が国の補助対象ということで、残りの3分の1は東明館学園が負担しました。町はバス購入に際し、一切負担をしておりません。また、この補助金を活用して購入したバスが基山町の交通手段として活用できるか実証実験を行った結果、購入したバス車両では道が入り組んだ基山町内の運行には向かないと判断しました。もし運行するとしても、基山駅から基山町役場の間の運行しかできないと判断いたしました。」
この内容は国スポ期間中に東明館学園の大型の通学バスを活用し基山駅~基山町役場を往復する実証実験でした。
質問1
回答の中に国の補助対象ということで町はバス購入に際し、一切負担をしておりません。とありますが、国の補助も税金です。なぜ、基山町の未来の交通に対する実証実験において国スポ期間中に基山駅~基山町役場までの区間のみを運行する大型バスのために私立の学校の通学バスの購入費を税金で負担する必要があったのでしょうか?
質問2
「この補助金を活用して購入したバスが基山町の交通手段として活用できるか実証実験を行った結果、購入したバス車両では道が入り組んだ基山町内の運行には向かないと判断しました。」とありますが、購入前に、車両寸法・最小回転半径・道路幅員・運行予定経路等について、基山町内での運行可能性を事前に検討しましたか?
もし、やってみないとわからなかったのであれば国の税金を無駄に使った責任はありますか?
質問3
「もし運行するとしても、基山駅から基山町役場の間の運行しかできないと判断いたしました。」とあります。基山駅~小松停留所(大興善寺)であれば大型バスも走行可能です。
国スポは1回限りのイベントなので基山町の未来の交通とは全く関係ありません。小松停留所のある園部地区であれば30分に1度の運行で中山間地を対象とした実証実験として意味はあったと思います。なぜそれをやらずに基山駅~基山町役場の実証実験を実施したのでしょうか?
質問4
この3,518千円の補助金について、東明館学園がスクールバスを購入すること自体が補助事業の目的だったのか?それとも基山町の公共交通実証事業のために必要な車両を東明館学園が購入することが目的だったのか?どちらですか?
質問5
東明館学園がこのバスを購入することを決定したのは、基山町から補助を受けることが決まる前か後か?
質問6
この時期にバス会社のバスから自前のバスへと変更になりましたが、東明館学園が町からの補助がなくても当該バスを購入する予定だったのか?
質問7
「2年前に東明館学園がバスを購入した際に町から3,518千円の補助金が交付されていますがその後町民へ還元は何かされたのですか。」
この質問をされた方は町民へ還元は何かされたのですかと聞いていますがその問いに回答がありません。国の税金を活用している以上町の負担はないから許される問題ではありません。WEB町長室や議会等で質問者の問いと答えが全くあっていないことが多いですが町民へ還元されたのかお答えください。
最近、福岡県議会を筆頭に公金の使用について国民からの目が非常に厳しくなっています。
また、議会で可決されている以上、この事案については町長だけではなく議員の皆様にも責任があり、誰が賛成し誰が反対して賛成8名反対4名で可決されたことも過去の議会だよりを確認すれば明らかです。
「あなたの体験が町の未来を変える」と題された実証実験を重ねた結果、町の政策でこのような未来になりました。町民の生活に与える影響は非常に大きい事案ですので以上回答をお願いします。
A.回答(令和8年9月8日)
質問1
回答の中に国の補助対象ということで町はバス購入に際し、一切負担をしておりません。とありますが、国の補助も税金です。なぜ、基山町の未来の交通に対する実証実験において国スポ期間中に基山駅~基山町役場までの区間のみを運行する大型バスのために私立の学校の通学バスの購入費を税金で負担する必要があったのでしょうか?
【回答】
実証実験は、町内の輸送資源である通学バス等を活用して、町内輸送資源の集約化・効率化の可能性を確認するために行いました。実証実験期間が国スポ開催期間と重なったのは他意はございません。また、東明館学園が今回の実証実験にご参加いただいたのは、学校の通学バス購入を目的とするものではなく、町内輸送資源として東明館学園スクールバスの活用が今後可能かどうかを確認するためにご協力いただきました。
質問2
「この補助金を活用して購入したバスが基山町の交通手段として活用できるか実証実験を行った結果、購入したバス車両では道が入り組んだ基山町内の運行には向かないと判断しました。」とありますが、購入前に、車両寸法・最小回転半径・道路幅員・運行予定経路等について、基山町内での運行可能性を事前に検討しましたか?もし、やってみないとわからなかったのであれば国の税金を無駄に使った責任はありますか?
【回答】
実証実験は町内輸送資源の活用についての可能性を確認するためのもので、実証実験の結果、大型バスは町内輸送資源としてコミュニティバスのような小回りが必要な運行には活用できないが、大型バスが現在運行しているルートにおける一般住民の共同利用については、引き続き検討の余地があると判断しました。実証実験をすることで、実用化には直結しませんでしたが、新たな活用についての可能性が見いだせましたので、国の補助金を活用し、十分な成果が得られたと考えております。
質問3
「もし運行するとしても、基山駅から基山町役場の間の運行しかできないと判断いたしました。」とあります。基山駅~小松停留所(大興善寺)であれば大型バスも走行可能です。
国スポは1回限りのイベントなので基山町の未来の交通とは全く関係ありません。小松停留所のある園部地区であれば30分に1度の運行で中山間地を対象とした実証実験として意味はあったと思います。なぜそれをやらずに基山駅~基山町役場の実証実験を実施したのでしょうか?
【回答】
基山町地域公共交通計画において、「町内拠点へのアクセス利便性の強化」を目標と掲げております。これを達成するための具体的な施策として「まちづくりにおける各施策との連携」として、まちづくり計画との連携により、都市拠点としての基山町役場、基山駅へのアクセス強化を図り、コンパクト・プラス・ネットワークを目指した戦略的な交通網の構築を目指すこととしています。この計画に基づき、基山駅~基山町役場間を運行しました。
質問4
この3,518千円の補助金について、東明館学園がスクールバスを購入すること自体が補助事業の目的だったのか?それとも基山町の公共交通実証事業のために必要な車両を東明館学園が購入することが目的だったのか?どちらですか?
【回答】
どちらでもありません。東明館学園が今回の実証実験にご参加いただいたのは、学校の通学バス購入を目的とするものではなく、町内輸送資源として東明館学園スクールバスの活用が今後可能かどうかを確認するためです。実証実験に要した費用に対し、国のルールに基づき補助金の交付を受けております。
質問5
東明館学園がこのバスを購入することを決定したのは、基山町から補助を受けることが決まる前か後か?
質問6
この時期にバス会社のバスから自前のバスへと変更になりましたが、東明館学園が町からの補助がなくても当該バスを購入する予定だったのか?
【回答】
東明館学園の自校バス購入の意思決定については、国の補助事業採択前から決まっていたと聞いております。
質問7
「2年前に東明館学園がバスを購入した際に町から3,518千円の補助金が交付されていますがその後町民へ還元は何かされたのですか。」
この質問をされた方は町民へ還元は何かされたのですかと聞いていますがその問いに回答がありません。国の税金を活用している以上町の負担はないから許される問題ではありません。WEB町長室や議会等で質問者の問いと答えが全くあっていないことが多いですが町民へ還元されたのかお答えください。
【回答】
実証実験は町内輸送資源の活用についての可能性を確認するためのもので、併せて基山駅~基山町役場間の利用需要や必要性の見極めを行いました。実証実験の結果、大型バスは町内輸送資源としてコミュニティバスのような小回りが必要な運行には活用できないが、大型バスが現在運行しているルートにおける一般住民の共同利用については、引き続き検討の余地があると判断しました。町内輸送資源の活用は実用化には至っていないため、現時点では目に見えた町民への還元は感じられないかと思いますが、実証実験で行った事業に対する課題が明らかになったことも成果であり、この課題を解決していくことで町民への還元に繋がっていくと考えております。